やればできる男
今日も楽しくお仕事してきた。
いや長い会議体で話を聞いていただけなので楽しいかどうかはさておきなのだが、まぁ総合では楽しいと言えるだろうから楽しくお仕事してきたということにする。
さて、僕もそろそろ試用期間を終えて、正社員になることとなった。
いや正式な辞令の執行日は再来週あたりだが、雇い主から通達があったのだ。
これで僕も晴れてニート完全脱却である。
思えば去年の今頃は大学院大学の手続きと、いつ終わるとも知れない就活への不安で心身ともにボロボロであった。
友人たちに支えられて活動を続けていたのがここ一年以内の話だというのが嘘に感じられるほどには、僕は社会人になってしまった。
気がつくとあっという間である。
引っ越してから、もう随分と経ったような気もする。
しかし、僕の心はまだ実家の住まいにあるような気もする。
心というものは妙なものだ。
痛みも悲しみも喜びも、なんでも感じられてしまうのだ。
激動な一年だったように思う。
何かに抗うように、僕はこの一年を過ごしていた気がする。
その足跡はこうしてネットの片隅に記されているのだから、僕もそれを読み返す必要がある。
就活の記憶などほとんど埋没してしまったが、それは確かな歴史としてそこにあったもののはずだ。
そしてその歴史を血肉とすると宣言したのだから、やはり失ってはならないことなのだろう。
思い出すために綴るのも、それはそれで有益というものだ。
真面目に正社員になるのだから、僕の就活の足跡をまとめた記事を書かねばならない。
既卒ニートが正社員になるまで的なタイトルで、恐らくはこの記事を読まないであろう僕のような人のために、何かを遺すのだ。
自分の力で生きるのは、なかなかに大変だ。
それでも、僕は今が心地よい。
忘れないように、噛み締めて生きよう。