感謝を!
内定を手に入れた
今しがた内定を手に入れた.
都内のIT企業からの正式な雇用契約書と契約条件提示書をいただいた.
この内定を受諾すれば,僕はITエンジニアとして生きる未来を選択することとなる.
休学中とはいえ学生の身分であるが,それを放棄して僕は社会人になるのだ.
新卒ではなくて中途採用の形で雇われることになった.
職歴なし社会人経験なしのないない就活生だが,2.5年間職歴がない大卒の待遇としてはありがたいものだ.
月収はまぁここには載せないが,新卒の大卒の初任給としては相当な額になると思う.
僕は新卒ではないのであれだが,初めての入社する組織からの報酬という意味では間違っていないだろう.
リクルーターの話によると中途退学や休学期間を含めても大学院に籍を置いていて経歴も十分なので,院卒の待遇として採用される可能性が高いとは言われていた.
しかし蓋を空けてみると,そこからさらに盛られた評価額を提示された.
面接とか課題の内容が良かったのが響いたらしい.
真面目に,そして真摯に取り組んで,本当に良かったと思う.
雇用形態は契約社員で,6ヶ月試用期間で雇ってもらってその後に正社員になる形だ.
お役所とかもそういう形を取ったりしているが,まぁ中途採用ならそういう形態をしているところが結構あるらしい.
遅刻しまくったり上司殴ったりTPOがなってなさすぎたり,そういうのを弾くための期間らしいので,まぁ僕なら大丈夫だと思う.
というか上司殴るのは普通に暴行罪で捕まるし,遵法精神に満ちた僕ならまず問題ないだろう.
就職先の企業が実はコンプライアンス違反しまくりでヤバい,みたいなことが無ければそのようなことは起こらないだろう.
逆に試用期間でそんな扱いされたらこっちから会社を辞めるし,そんなことを今から空想していたってアホらしい.
僕のことを信頼してくれた分だけ,僕も相手の企業を信頼して入社するのがスジというものだ.
内定受諾の時期とか入社時期とかはリクルーターとの相談や交渉の上で決まるらしい.
今受けている採用が終わったらその中で進路を決めるつもりなので,仮に全部落ちたらこの企業の内定を受諾することになる.
とは言ってももう受けているところは後1社しかない
昨日面接を受けてきた,都内ではない方のIT企業である.
志望度としては僅差で都内ではない方の方が高いので,内定受諾するかどうかについては,そちらの選考次第となる.
もちっとだけ続くんじゃ
そんなわけで,僕の就職活動はもう少しだけ続く.
後1社,しっかりと選考に臨んで,そして将来をつかもうと思う.
そこの企業からは,実は面接のフィードバックを貰っている.
CTO曰く筆記の成績的には,これまでに見てきた学生の中だと相当上位に食い込む技術力や知識,適正を持っていると言われた.
技術面への向上心も高く,仕事人としては信頼できる人物であると.
一方で,コミュニケーション能力についてはボロクソだった.
「コミュニケーションが苦手なのはわかりますが,本人はコミュニケーションが苦手だと思っていないと思います」
「面接もきっとよい出来だと自己評価していると思います」
ウッ
いや僕自身,コミュニケーション能力は相当低い人間だという自負ある.
だが面接の自己評価についてはまったく仰るとおりで,昨日のブログでも言うことは言えた,出すことは出せた,みたいなことを口走っていた.
はい.
仰るとおりでございます.
言いたいことは言えるが,聞きたいことを聞くのに手間取るタイプの人間だという評価がなされた.
つまりはコミュニケーションが自己中だということである.
あと会話が長い.
はい.
全くもってそのとおりでございます.
そんなこんなで,リクルーターからは通過の可能性はそんなに高くないと言われた.
通過率を上げることも含め,面接を通じての感想やフィードバックを受けての展望などを送ることになったので,今日はそれを書いて送ったりもしていた.
先方からの反応によると,あのコミュ障が書いたとは思えんビジネスライクな文章やんけやるやんみたいな評価をもらった.
そう,なんと僕には,文章を書く能力があるらしいのである.
評価点をあまり送らなかったせいで凹ませたかも知れないけど,ええやつやんみたいな評価をもらえたらしい.
まぁ選考を通過するかどうかはわからないが,やれるだけのことはした.
後は結果を待つのみである.
内定をもらうにせよ,不採用になるにせよ,これが最期の就職活動だ.
やれることをやり,悔いのないように,そして社会人として生きる上での糧となるように,学生の自分らしく素直に,正直に,真摯に,現実と向き合うことをしたいと思う.
とはいえ就活の終わりは見えたので,気が楽になったのは確かだ.
縁で生きることへの抵抗は,もうほとんどない.
デザインされた道よりも僕が歩む軌跡をこそ,道と規定して生きていくと決めたのだ.
明日からは入社に向けた手続きや作業をすることになる.
まずは退学願を書き,スタンプラリーをしなければならない.
勤めていたバイト先にも,退職届を出す必要がある.
入居先も,探さなければならない.
都内だと都心に住むのは無理だし嫌なので,電車の便が良くて住みやすく,家賃の安い場所を見つけなければいけない.
先立つものとして,家電とか一人暮らし用の家具とかも必要だ.
とはいえ,僕にはキャンプ用具という心強い味方がある.
コットとマットと寝袋さえあれば,最悪家具がなくても寝れるから大丈夫だ.
10月1日を目安に入社することなる手はずなので,残された期限は後40日程度である.
都内にせよ都内でない方にせよ,引っ越しはすることなる.
手続きについてや費用について,早速調べ始めようと思う.
後はこの縁を取り付けてくれたリクルーターの方や,僕の就職活動を応援してくれた人にも感謝をしなければならない.
内定を受諾して正式に入社が決まったときに,改めてそれは済ませることにしよう.
なにはともあれ,僕の就職活動はまだ終わっていない.
入社をするその前日まで,この就活日記は書き続ける所存である.
社会人になる不安は,ある.
その不安はずっとあるが,まぁそんなのは2年前から抱えていたものだ.
ちなみにこれがこの就活日記の最初のページである.
今日までに綴ったページは,合計で155日分のものとなった.
内定を得るまでに,僕は155日を要したらしい.
僕は,ずっと子供だった.
子供であることが,嫌だった.
でも大人になることもできずに,休学をして,ニートをして.
大人になることから,ずっと,逃げ続けてきた.
今の僕は,大人になることが出来ているのだろうか.
どうなのだろうか.
わからない.
わからないが,僕の知る大人は,この程度のことでは涙を流さないだろう.
僕の知る大人は,それほど弱い存在ではない.
僕は,大人にはまだ,なれていない.
きっとこれからも,なることはないのかもしれない.
なんらかとして,ただただ生きていくだけの存在である.
多くの者にとっての特別じゃなくていいし,誰かにとっての何かでなくてもいい.
僕は,僕にとってのなんらかで構わない.
そんななんらかでも,ほんの少しの関心を寄せてくれる何かがあるのであれば,僕はそれを誇りにして駆動できる.
そのようにして,生きることができる.
或り続けることが,僕の在り方である.
それが,大人になることから逃げてきたツケなのだ.
そうして生涯を或り続けようと思う.
3秒で考えた適当なブログ名だが,そこそこに僕のことを表しているようである.
或る自我が形を纏って此処に在ることに,
感謝を!