イドのなんらか

TRPGしたりキャンプしたりするITエンジニアの人間が書く雑記

高価格と高規格はちがうという話

今年度も楽しくお仕事してきた。(超キメ台詞)

よし。

 

去年の今頃に絶賛就活をしていたとは思えないほど、僕の生活は変わった。

これも変わりたいと願った結果なのだろうか。

 

そうであれば、それは僕もまだ何かを成せる人間であるという証明に他ならないだろう。

そしてそれは僕にとって望むものであるのだから、そうであると信じるのが僕の哲学だ。

 

さて、今週は金曜日に有給を入れたので、明日はお休みである。

今週にやるべきことはやったので、安心してお休みできる。

 

引っ越してからこの方、免許の住所変更をしていなかったので、明日行くという作戦である。

警察署は平日しか対応してくれないので、有給入ったら行こうと思っていたのだ。

 

いろいろと駆け足で走り抜けた一年となったが、やり残したことはまだたくさんあるようだ。

就職すればあらゆるものを捨て去り、新しい自分になれるのではと思っていたのだが、それはどうやら幻想だったらしい。

 

当初の計画では、年度初めに新卒として就職しようと思っていた。

一応は新卒を名乗れる身分であったし、その方が選択肢が広くなるかなという安っぽい打算もあった。

 

実を言えば、今日が終わるまでは僕は新卒を名乗ることができるのだ。

だからどうしたという話だが。

 

大学を出て、もう3年も経つものかと感傷的になる。

そして大学院で心身を病んだのは、もう2年以上も前のことなのだ。

 

あれから、随分と涙もろくなったものだと思う。

痛みを知って誰かの痛みに優しくなれるというが、そんなことはなかったのだけど。

 

それでも、僕は僕が天才でないことを知ったし、それでいて非凡ではないことも知った。

痛みは苦悩をもたらすが、死を必ずしももたらさないことを知ったのだ。

 

まぁそれでも味わいたくないものであることは確かだし、味わったやつが特別だとも思いはしない。

そういう普通もあって良いのだと、今はただそう思えるというだけのことだ。

 

少なくとも、今の生活は楽しい。

明日のことを考えて生きることができるのは、とても幸せなことだと思う。

 

それは僕に少しばかりの余裕があって、そして誰かよりも暇なのだろう。

僕の平凡な日常は、どこかの誰かの、不断の努力によって支えられている。

 

だから僕も、その誰かになろうと願ったのだ。

その思いを忘れないように、来年度も生きる所存である。