いままでありがとうLet's Noteくん,僕はこれからThink Padに浮気するよ
ありがとうLet's Noteくん
あと3日で,僕のPanasonic Let's Note CF-SX1くんが稼働開始から10周年目を迎える.
入荷が遅れて詫び増設メモリが貰えたので挿したり,バッテリー発火事件でリコールがあったりして無料でバッテリー交換したり,純正品ACアダプタが死んだのでサードパーティ製のを使い始めたり,HDDがおそすぎたのでSDD挿したり,本当にいろいろあったものである.
定期的に中を開けて掃除したり,定期的にWindowsをクリーンインストールしているうちに,こいつに対して友愛のような感情を抱いてしまった.
高専同期で同型のPCを買ったやつは結構いるが,未だに現役稼働させている物好きなど僕程度のものだろう.
そんなLet's Noteくんも今ではモニタが外圧でひび割れ,液晶の一部が抜けた状態だ.
痛々しい外観となってしまった彼だが,それでもPCとしての役目を果たそうと,今日も元気に稼働している.
この文章もまた,彼を使って書いているものである.
圧倒的な稼働期間を経てもなお未だに衰えを見せぬその姿は,まさに歴戦の勇士,伝説上の生き物といっても過言ではないだろう.(伝説って???)
そんな彼にも,お別れを言う刻がやってきた.
そう,Think PadのXシリーズの新作が,発表されてしまったのだ.
僕は4年くらい前から一生Think Pad買う買う詐欺をしていたのだが,その態度がLet's Noteの嫉妬心を煽っていたのだろう.
9年も稼働できていたのは,その嫉妬心を燃料にしていた部分も大きいのだろうか.
そのおかげで彼には,きっとすごい不安を与えてしまっていたに違いない.
不安にさせてごめんよ.
9年という時間を共に過ごしてきたキミには,今でも感謝している.
高専のクソみたいな課題も,高専のクソみたいなレポートも,大学のクソみたいな課題も,大学のクソみたいなレポートも,全部キミのおかげで乗り越えられたんだ.
キミがいたから,僕はこうして大学を卒業できたんだ.
だから,ありがとう.
キミも僕もこの9年で大きく変わったね.
汚れて,傷ついて,壊れて,それでも空元気で頑張って.
僕らは生きているんだぞって,必死こいてガラクタの心臓を動かして,今日もひっそりネットのどこかでもがいてる.
似た者同士,ここまで一緒に,二人三脚で歩いてこれたね.
同級生たちの新品ノートPCよりも,キミの方がサクサク動いていたのを僕は知ってるよ.
愛着を持ち,手入れをし,ずっと使い続けることで,マシンは僕に応えてくれるんだってこと.
周りとなんか比較しなくなって良い.自分にとってのオンリーワンが,自分にとってのナンバーワンなんだってこと.
それを僕は,キミに教えてもらったんだ.
思い返すと,目頭が熱くなってくるね.
キミの排熱口もすごく熱くなってきてるよ.
きっとお互い,同じ気持ちなんだよね.(乾いたグリスのまま稼働させ続けてるせいだよバカ)
だから何度でも言うよ.
ありがとう,Let's Noteくん.
本当に,ありがとう.
だから明日,僕はThink Padを買うよ.
ありがとうPoco F1くん
インド製スマホPoco F1くんも,そろそろ購入してから2年経つだろうか.
OSアップデートが止まり,過去のものとなっていく彼もまた,供養を待つだけの枯れた存在だ.
友人がPocophone F1を買ったのを見て,僕も「いいなぁ」と思い買ったのがきっかけだった.
HTC製のAndroid One X2が逝った後,僕はすぐにExpansysでPoco F1を個人輸入した.
その時は,Pocophone F1を買ったつもりだった.
しかし届いたのはPoco F1.
そう,インド人向けのバージョンの方を買ってしまったのだ.
おいおい大丈夫かよと思いつつまぁレビューにはなるかと妥協し,僕はPoco F1を使い始めた.
結論からいうと,Poco F1もPocophone F1もどっちも大差なかった.
チラ見えするロゴとか端末名とかがPoco表記される程度で,挙動はほとんど変わらないと言っても差し支えはなかった.
唯一差が出てくる部分といえば,認証の項目が若干少ない程度か.
まぁ中身は一緒なので問題はないだろう.(問題あるけど)
周りの人間がGalaxyやらXperiaやらiPhoneやらを使っている中,格安ハイエンドスマホを握っているという感覚は実に気持ちの良いものだった.
「お前のスマホと同じ性能だけど3倍安いんでwwwwwww」みたいなマウントを心の中で取ってたし,なんなら一部の友人には実際にマウントとって優越感に浸っていた.
高性能なものは,得てして寿命も長いものなのだろうか.
Let's NoteもPoco F1も,どちらもガジェットとしては相応に高品質だ.
そして僕が所有したそれらは,長い期間を壊れずに生き続けてきた.
愛着を持って使おうとする「納得感」が,製品の寿命を長引かせるのだろうか.
僕はずっとこの2つのガジェットを所有し,使用しているということに満足感を抱いていた.
自分がこれだと選んだ「納得感」は,満足感として僕を満たしてくれていたように思う.
その友愛のような感情が彼らを長生きさせていたのだと考えると,ちょっと感慨深いものがある.
Pocoという名前も,今ではすっかり馴染んで,ペットの名前のようで可愛いと思っている自分がいる.
そう,僕はPocoを買ったのではなく,飼ったのだ.
そこには,飼い主として持つべき責任と愛情があったのだ.
Poco F1はもう,OSアップデートの停止という,人間でいうとガンに相当する病に冒されている.
バッテリーも劣化し,これからそう長くは持たないだろう.
だから稼働している今だからこそ,感謝を伝えたい.
ありがとう,Poco F1.
本当にありがとう.
明日のセールで僕はPoco F3を買うから,キミはこれからモバイルサブディスプレイとして死ぬまで頑張ってくれ.
買いたいものとか導入したいものとか
茶番はさておき,いや茶番ではなく結構本心が含まれている真面目な対話なのだが,まぁ茶番はさておき本題に移ろう.
これまでに使ってきたモバイルPCとスマホが逝きそうなので,そろそろ新調しようという記事を書こうとしていたのだった.
モバイルPC買いまつ
さて,まずはモバイルPCなのだが,こちらはThink PadのXシリーズを買おうと思う.
理由はいくつかあるが,僕が買うとしたらLet's NoteかThink Padの二択なのが一番の購入理由となる.
そもそも僕は国産メーカーのPCでPanasonic以外のものを買うつもりは一切ない.
理由は簡単で,Let's Note以外の国産PCはPersonal Computerではなく,家電量販店で売られているのでFamily Computerと呼ぶべきだからだ.
モバイルPCでの作業を快適にするために,タッチパネルorホイールパッドorトラックパッドorトラックポイントは欠かせない.
すなわちモバイルPCを新調する場合,この時点で選択肢は次の4つしかありえないのである.
- Microsoft Surface
- Panasonic Let's Note
- Lenovo Think Pad
- Apple Macbook
僕はWindowsユーザーなのでMacbookは除外.Surfaceもグレアモニタが嫌いなので除外.
すると候補は2つしか残らない.
ここまで絞り込むことができたら,あとはラインナップと価格の問題である.
細かい説明はめんどくさいので省くが,ざっくり言うとThink PadのほうがLet's Noteよりもコスパが良さそうなのでこっちを買うことにした.
耐久性からくる稼働期間を考えるとLet's Noteの方が良いかなとも思ったけど,そんなにLet's Note使いたいなら今のやつを再生すれば良くねってなったのも理由の一つだ.
実際問題として,モニタとバッテリーさえ注文して差し替えれば今使ってるPCはまだまだ稼働させることができる.
SSDのTotal Writeもそれほど嵩んではおらず,使おうと思えばまだ使えてしまうのだ.
だったらThink Padの方が触りてぇよなぁってなって,Think Padの方に所有欲が強く発生したわけである.
PCを新調したいという両親や祖父祖母を実験台にモデルケースにするべく,Think Padを勧めて与えていたのも理由の一つである.
シリーズは違うが,それを見て「Think Padいいじゃん」ってなったのである.
まぁそんな感じの理由で,次のモバイルPCはThink Padに決定したというわけである.
最近になってXシリーズの新作が出たので,それを買おうと思う.
すなわち,Think Pad X13 gen2である.
構成はシンプルだ.
必須の条件は次の通りである.
- OS: Windows 10 pro
- CPU: intel第10世代以上,かつcore-i3以上 (i7は要らない)
- HDD/SSD: SSDで258GB以上
- RAM: 16GB以上
- キーボード: US配列かつテンキーレス (宗教上の理由)
- Office: Home&Business (学生ライセンスが切れるので)
上記以外は適当でOK.
就活で例えるなら履歴書で言う,いわゆる「その他,貴社の規定に従います」である.
キーボードがUS配列なのは絶対的な条件である.
Caps LockをChange Keyで潰して適当にFunction 24とかを割り当てて,IMEからHankaku/Zenkakuにするのだ.
これはめちゃくちゃ快適なのでみんなも試してみてほしい.
公式サイトで試算してみたところ,上記条件を満たすとなると,だいたい180k程度の出費になりそうだ.
正直300kくらいはするかなぁって思ってたのだが,想像の倍くらい安くて震えている.
もっと早く買えばよかったかもしれない.
発注から1ヶ月かからないくらいで納品されるらしいので,明日正式に注文をしようと思う.
ニート生活を始めて以来,最大の散財だ.
クレカの利用残高が足りるか心配である.
なにせ社会人じゃないから,上限額が低いのである.
これはニートの悲しみの一つである.
収入が増えないから経済感覚が一生子供のままなのである.
いけない,油断するとすぐにニート特有の卑屈が発動してしまう.
今の僕は就活してるからニートじゃないはず.
もう卑屈な僕は卒業したのだ.
スマホも買いまつ
さて,またもや茶番が挟まったが,次はスマホの話をしよう.
こちらもつい先日,XiaomiからPoco F3の発表があった.
Snapdragon 870 5Gを搭載した,文字通りのバケモノだ.
それが日本円にして4万円未満で買えるのだから,筋金入りのバケモノである.
そんなコスパモンスターなスマホなので,コスパ大好き人間である僕もそんな価格には釣られクマーなのである.
ちなみに4万円未満というのはセール価格であり,正規価格は7万くらいだった気がする.
セール開始は明日の夕方,日本時間で16:00からなので,そこで買おうと思う.
Poco F1こそ友人に触発されて買ったものの,今度は僕が先にレビューする番である.
AliExpressはまだ登録してないので,この後で登録しよう.
久しぶりの個人輸入である.
前はAliExpressだとPayPalが使えなかったと記憶しているが,今は使えるらしい.
これで気兼ねなくお買い物ができるというわけである.
こちらも商品到着まで2周間から1ヶ月程度はかかるだろう.
在庫切れなら最悪,3ヶ月は待たされることになるかもしれない.
話題性抜群スマホなので,まぁ気長に待とうと思う.
とまぁモバイルPCとスマホ本体だけで220kくらいの散財である.
まぁ新卒で入社するのは来年の4月なのだから,それまでの勉強に使うと思えばプログラミングスクールに通うよりかは安いだろう.
それよりも技術系のバイトを探して稼ぎと修行を詰む方が,優先度の高い問題だろう.
この散財は,金銭面の余裕をなくしていくことで自分の求職活動を追い込む作戦だと考えよう.うん.
その他ほっそりしたものとか
僕が想像する超イケてる開発環境は,次の通りである.
しかしこれを実際にやるとこうなる.
スマホを電源に常時接続した状態で常時モバイルPCの画面をミラーリングするのだから,電池が死ぬ.
モバイルPCは電源を供給し続けなければならないし,スマホも常時稼働した状態で過充電され続けるので,電池が死ぬ.
電池が空になるにせよ,電池が満タンになるにせよ,電池を酷使するにせよ,どちらにしても電池が死ぬ.
特にスマホの電池が死ぬ.
こうした事情から,新品のPoco F3をサブディスプレイにするのは論外なので他で代用する必要がある.
すなわち,メイン端末でなくなるPoco F1をサブディスプレイに仕立て上げようというわけである.
またサブディスプレイもノングレアが望ましい.
幸いにして,Poco F1のアンチグレア保護ガラスが1枚余っているため,これを貼り付ければ6インチモニタの完成である.
後は有料AndroidアプリのTwomonUSBを導入すれば,モバイルサブディスプレイの準備は完了となる.
のだが,一つ忘れ物がある.
それはスマホスタンドである.
いくら6インチとはいえモニタであることに変わりはないため,スタンドは必須である.
200g程度まで支えられて,6インチのスマホが支えられて,首が伸縮し,角度調節が可能であり,下部に充電穴が存在して,畳んで収納できる.
スマホスタンドに求める条件は以上である.
この条件のもと,インターネットの海でサーフィンしたところ,次のやつが見つかったのでこれを買う.
安いし畳めるしなかなか良さそうである.
こっちは2日後には届くので,その時にレビューでもしてみようと思う.
まぁこのブログはアフィリエイトでも何でもないのでレビューして何かが得られるわけではないのだが.
それでも記録は残しておくに越したことはない.
それが無意味で無価値であっても,気晴らしにはなるのだ.
ニートの僕がこのブログを書いていて学んだことの一つである.
そんなわけで,明後日か明々後日はスマホスタンドのレビューを書くことになると思う.
ついでにTwomonUSBのレビューも兼ねることになるだろうか.
まぁ上で書いたくだらない理想図を実写化できたら幸いである.
その時は理想環境のイメージ写真を撮りたいところだが,現在稼働できるスマホがPoco F1の1台しかないので,Poco F1をPCに接続してしまったら写真を撮れなさそうである.
悲しいかな,誰か協力者を募る必要がありそうだ.
まぁそもそも6インチサブディスプレイがどれだけ便利なのか,それとも思ったより不便で無価値なのかは不明だが,いい感じであることを祈ろう.
最悪,スマホスタンドはAndroidアプリ開発の時に実機デバッグで使えるのだから,無駄金にはならないはずだ.
TwomonUSBもお布施としては悪くない額だ.
広告無しで使えるのなら,1k程度の金額ならありがたく支払わせてもらおう.
ありがとう,僕の大事なガジェットたち
形あるものはいずれ壊れる.
そんな当たり前のことから一生懸命逃げて,今も形あるものとして存在している僕のガジェットたちには,感謝と尊敬の念を抱いている.
僕も彼らと同じように,古く,みすぼらしくとも,あがき,もがき,生き抜くことができる人間であろうと思う.
それでも彼らには,いずれ別れを告げなければならない日が来るだろう.
特にLet's Noteくんには,僕の誇りと感謝を込めて,動態保存をしてやりたい.
10年間ずっと頑張ったモバイルPCとして,僕のこれからのエンジニア人生における誇りとしたい.
僕が今年内定をもらって来年の4月に入社すると仮定すると,高専入学から学生として生きている間,ずっとLet's Noteくんは僕を見守ってくれたことになる.
僕が大人になるとき,それは彼に別れを告げるときなのだろう.
その離別の痛みを誇りに変えられるように,今を懸命に生きようと思う.
彼を供養したら,それについても記事を書くことになるだろう.
Think Padが届くのは5月頃になるだろうが,そのときにはきっと,今よりも成長した僕を彼に見せることができるはずだ.