其は蛮勇なるや
今日も楽しくお仕事してきた。
N個のタスクを抱える中でx個程度のタスクをこなした。
今日はどちらかというと業務量よりも所要時間の方がかさんだ印象だった。
というのも一件あたり15分以上かかるテストをやったりベンチマークをとったりという待ちの時間が長いタスクが多かったからである。
長い実働時間が発生したので、前もって準備を進めてきたのは僥倖だと思う。
こういう小さなことにも達成感を持てるのだから、きっと僕がやってきた仕事は間違っていないのだろう。
だからといって良質な仕事をしたのかと言うとそれは違う気もする。
まだまだ拙いし、まだまだ改善の余地がある。
それは環境に依存した問題なのかもしれないが、やはり経験の差が一番の要因だ。
まずは、やるのだ。
今日は昨日よりも清々しい気持ちでお仕事に励むことができた。
これも腐敗の女神を倒したからに違いない。
やはり娯楽に脳を支配されるのは不健全だ。
娯楽は支配されるべきものなのだ。
という傲慢の吐露はさておき、ストレスの発散は大切なことだと思う。
少なくとも、僕は人への不満を口にすることはほとんどなくなった。
環境への問題意識は人一倍強いが、人を嫌いになることが下手になったなと思う時が増えた。
つくづく良い思考の血を引いていると感じる。
これもクソボスを転がした喜びによるものに違いない。
強いて言うなら僕はあのボスにゴーサインを出した奴らが憎くてたまらないのだが。
こういう空想の憎悪こそ、厳しい現実に立ち向かうための必要悪なのかもしれない。
ゲームに対して本気で怒れるから、現実を飲み込めるのだ。
まぁこれも僕の空想なのだが。
それでもその空想は、僕にとって価値のある幻想だ。
欠如した想像力の代償として、僕は耽ることのみを憶えた。
ならばそれが僕の現実で、そして埋め合わせられた結果なのだ。
つくづく、良い世界に生きていると思う。
そして、良い世界を残したいと願うのである。