夢にまで見た
今日も楽しくお仕事してきた。
けっこう大変なことだらけだが、やっていて楽しいから良しとする。
最近はエンジニアらしいことを、少しずつだができるようになってきた気がする。
少なくとも、できないことを理由にやらないことを選択してはいない。
挑む者として、誠実に向き合うことができていると思う。
大変だが、それでも僕の選んだ道なのだ。
少しばかりミーティングが多すぎるきらいがあるが、まぁそれはプロジェクト次第なので仕方ない。
論理的な文書がかけてそこそこコードの読み書きができれば、雑兵程度には戦力になれることがわかった。
僕なんかと卑下することが多かったが、それでもこうし胸を張れているのは、必要とされているという実感があるからなのだろう。
助けを求めるその声を勇気に変えて、僕は僕が誇らしいと思う僕になることが、少しずつだができるようになった。
高専に入ると決めたときは、もう少し愚かで、夢見がちだったのかもしれない。
大学には何かがあるはずだと、そう愚直に妄信していた頃も、あったような気がする。
まぁ10年はおろか、5年前のことすら思い出せないのだが。
何を思い生きていたかを忘れ、僕は大人になっていく。
相模の地に住んでいたことが、遠い昔の事のように思える。
まだ4ヶ月しか経っていないのに、僕は急に大人になってしまった。
夢見ていた、イケてる人間になることはできなかったけれど。
まぁこういう等身大な生き方のほうが、きっと楽ではあるのだろう。
そして楽ということは楽しいのだから、それを噛み締めて明日を生きるのだ。
そういう夢を見ることで、僕は子供として、ほんの少しだけ大人ぶることにする。