イドのなんらか

TRPGしたりキャンプしたりするITエンジニアの人間が書く雑記

自分のケツくらい自分で拭けよと思うけどよく考えるとそこらじゅうで屁こいてる僕が言うべきセリフではなかった

今週も楽しくお仕事してきた。(決めセリフ)

お休みした同期のタスクの解消のため、色々と奔走していた日々だった。

 

いや尻ぬぐいは今持っているタスクの本筋ではないのだが、一刻を争うものであるし、やらねばならぬものでもあるので、印象が強く残っているのだ。

実際の業務内容の大半は、きちんと僕が持っているタスクに割り当てたので、1日のほとんどが尻ぬぐいだったというわけではない。

 

疲れの大半が尻ぬぐいから来ているのは否めない。

身内の不誠実のために僕が誠実であらねばらならぬのは、恐ろしく不快感を覚えるのだ。

 

やりがいとか帰属意識とかなんとか、色々な言葉があるが、こうしたものが不要とは僕は思わない。

ただ、これらが失われると、きっと仕事そのものが嫌になってしまうことはわかる。

 

僕は結局、自分の属する組織を嫌いたくないのだ。

それを嫌ってしまったら、僕は一体何を組織に与えられるだろうか。

 

尻ぬぐいが嫌だというのも、きっとその原因が不誠実にあるからなのだろう。

誠実に失敗したことを、僕は責めようと思わないし、助けが必要なら迷いはしないのだ。

 

身内の不誠実さは、近くにいるせいで嫌というほどに感じられる。

同じ業務のクオリティがこれでもかというくらい違うし、先方からくる問い合わせの件数も段違いであるからだ。

 

僕がやればよかったのに、なんてことを思ってしまったら、いよいよアウトだと思う。

なにせ研究室でもそれをやって、その果てに壊れたという過去が既にあるのだ。

 

能力が低いことは悪いことではないし、できないことを責める奴は愚かであるとも思う。

だが無能を自覚せず、他責に殉じる阿呆は、往々にして不誠実なのだ。

 

不誠実のために無能であるなら、僕はその無能を悪と認めたい。

そうでなければ、必死こいてキャッチアップしている僕も、他の同期も、バカみたいではないか。

 

逆に言えば、一緒に走ってくれている同期もいるという事実は、僕に勇気をくれもする。

その人はエンジニアの素養を持っているわけではないが、それを認め、きちんと向き合っている。

 

だから成果物にきちんとした意思を感じるし、対話もしやすいのだ。

ようはその人のコミュニケーション力が高いから、コミュ障の僕が救われているというわけだ。

 

それはすごいことだと思う。

それを見せられてしまったら、僕もまたその影を追わねばならぬだろう。

 

そしてその人からしたら僕はできるエンジニアなのだから、必死こいてその偶像を誇示し続けねばならない。

その視線が、僕をたまらなく駆り立てるのだ。

 

そのような仲に恵まれたことを、僕は誇りに思いたい。

そしてできることなら、尻ぬぐいされてばかりの彼とも、そういう関係になれたらと思う。

 

随分と青い感情である。

その春を捨ててきたから、今こうして向き合っているのかもしれない。

 

まあどのみち、僕はこの道を征かねばならぬのだから、その縁は一時的なものでしかないのだが。

だからこそ、大事にしようと思うのだ。

 

そんな感じの1日だった。

 

明日は待ちに待ったお休みである。

今日の夜は思考がまとまらないあの感覚に見舞われたので、2日でリフレッシュをせねばならぬだろう。

 

日曜日には友人を招く用事もある。

部屋は掃除してあるが、他にも準備することはたくさんあるだろう。

 

そうした営みを楽しみつつ、明日を祝いたい。