今更鉄血のオルフェンズ見る男
今日も楽しく休日を過ごした。
あまりの寒さに戸惑ったが、お布団は偉大であった。
髪を切りに行こうと思ったが、寒かったのでやめた。
前髪は鬱陶しいが、次のお休みに切りに行こうと思う。
そして今日は、一生ガンダムを見ていた。
ガンプラを除き、テレビ版最新作を見ていた。
つまり、鉄血のオルフェンズを見ていた。
リアタイしていたときは10話くらいでやめてしまったので、改めて見てみようと思い至った次第である。
全話通した感想としては、正直あまり面白くなかった。
理由はいくつかあるが、最大の理由は、ガンダムの戦闘シーンが少ないことだ。
群像劇チックに話を組み立てているせいか、とにかく間に挟まる会話シーンが多い。
そのせいで肝心のガンダムが画面に出てこないのが、本当に良くなかった。
会話シーンが多いこと自体はいいのだが、話のテーマが纏まらない上にあちこち視点が動くものだから、なんだかなぁという感じだ。
出てくる組織全部にフォーカスを当てているのも冗長である。
あとは平成ガンダムなのにガンダム同士の戦いが少ないのも微妙であった。
敵方のガンダムがキマリスしかいないし、その他のネームドの魅力も薄かった。
総じて、ロボットアニメである理由が薄かったように思う。
SFヤクザモノとか、少年兵の現実とか、孤児たち(オルフェンズ)のリアリスティックとか、そういうテーマは多分に描けていたと思うのだが。
ロマンとしてのロボットでもなければ、兵器としての必然性も描いていなかった。
戦闘シーン自体はかっこいいのだが、作品の雰囲気を活かせていたかというと違う気がする。
機体がボロボロになっていっても、あまり興奮しない作品だった。
見せ場として中破・大破させるのはいいのだが、なんというか壊れ方がわざとらしいのである。
いやロボットアニメなんてわざと壊してナンボなのだが、興奮しないものは興奮しないのだ。
毎回ボロボロにされるのも考えものである。
総じて、クライマックスで盛り上がらない作品だった。
50話見切って、終わった感が薄かった。
二期が微妙というのは事実だ。
一期と比べて話のテンポが悪いし、蛇足も多い。
ガンダム作品で、脇役に焦点を当てていたのは面白いと思う。
戦艦1隻を動かすのにどれだけの人員が必要なのか、一度の交戦でどれだけの人間が死ぬのか、そういう描写は細かくされていた。
モビルスーツが貴重なものとして扱われていたのも良い所だと思う。
ガンダムがヒロイックに戦うために、どれだけの犠牲が払われているのかを残酷に描いている点は、素直にワクワクした。
思うに、無駄に暗いテイストにしすぎたのが良くなかったのだと思う。
いや暗いというか、薄汚いというか、無理やりそういうテイストにしている感があった。
その描写のためにたくさん時間を使っていたし、キャラも増えて話が間延びしていた。
そのしわ寄せで戦闘シーンが少なくて、うーんという感じである。
まぁそういう作品があっても良いと思うが。
単純に僕の舌に合わなかったということである。
普通に楽しめはしたので、見てよかった。
あとはGレコとかもまだ見てないので、そのうち見ようと思う。
そんな感じの1日だった。