言われなければわからないこと

今週も楽しくお仕事してきた。

一週間はあっという間に過ぎる。

楽しい時間にできているのは、自分が楽しもうとしていることの証左でもあろう。

さて、重要なのは、それをしているのが僕だけではないということだ。

つまりは、楽しむ努力をしているのは、僕だけに固有の行いではない、ということだ。

今日は飲み会があった。

社長と同期と、美味い飯と酒を楽しんだ。

上司に誘われるがままに、という、典型的なものではない。

僕の自由意志として、その時間を望んだ。

故に飲み会の場に、僕は居ることができた。

飲み会の場に持ち込んだ邪念は、せいぜいが美味い飯を奢られたい、というものである。

媚を売りたいとかなんとか、そういう念は一切なかった。

単純に尊敬できる大人と、尊重できる同期とで行く食事会に、僕も参加したいと、そう思えたから参加した。

僕は、大人になれているのだろうか。

お酒を飲み、アダルトな会話をできるからと言っても、それが大人の条件にはならない。

納税をし、選挙のために投票をしたからといって、大人にはなれない。

僕は、それがずっと不安だった。

僕は何もせず、与えられるだけの生を送っているのではないか。

それが、ただただずっと、不安だった。

そうではないと、そう言われるまでは気が付かなかった。

僕は立派に仕事をしていると言われるまで、僕はそれに気がつくことは、決してなかった。

だから、ただただ驚いている。

僕は、何かを成しているのだと、そう告げられたのだ。

意味とは、つまるところそういうものだ。

そのようにして、僕は自分の生に意味をつける。

それを確認した1日となった。

それはとても大切な、とても人間らしい生き方だ。

今日のお弁当は美味かった。

豚キムチにしたのだが、なかなか美味しく作れた。

そういう楽しみを重ね、大人になろう。

そうして、明日を愛せるように、そして自分を愛せるようになろう。

酒に酔った頭でも、それだけは大事にしたい。

そして明日の僕は、それを継いで生きることができる男である。

僕は、そう信じている。