イドのなんらか

TRPGしたりキャンプしたりするITエンジニアの人間が書く雑記

脆弱で惰弱な自分を愛したい

弱い自分を愛して生きたい

ここ4日間くらい,思考が弱い方向へと行こうとする傾向が見られる.

どうやらちょっと早めの五月病がやってきたようだ.

 

何かをしていても,昨日の自分がどんどん陳腐化していくように感じる.

何もしないと,進歩しない自分に嫌気が差す.

どちらにせよ,僕は常に不安の中に生きている.

 

腐った思考のループは,精神と肉体の健全性を損なわせようとしてくる.

不安は寝付きを悪くするし,寝起きの調子を狂わせる.

 

この弱さは,きっと一生消えることがないのだと思う.

僕は,この弱さとともに生きなければならない.

 

頑張ってきたことも,報われなかったことも,その果てに心折れたことも.

そんな消せない傷を僕らしい誇りにして,生きていかなければならない.

 

弱い自分を愛して生きるためには,付き合い方を考えなければならない.

この弱さとはずっと一緒に過ごすのだから,理解し,制御する術を知る必要がある.

 

自分を洗脳する

不安は,幼少の頃からずっと僕を苛んできた,最も大きな災厄である.

 

僕は,細かい失敗を積み重ねてきた.

それは黒歴史とも呼ぶべきもので,思い返すだけで赤面し,死にたくなるほどの失敗だ.

 

古い記憶の中で,真っ先に思い浮かぶのは,小学生の時の出来事だろう.

 

バンド演奏でボーカルをすることになり,本番で声が出なかったという内容の失敗だ.

きっとこの世によくあるような,なんてことのない失敗だろう.

でも,僕にはこの出来事が忘れられないし,思い返すたびに自分が責められている気持ちになる.

 

それ以外にも,黒歴史はいくつもある.

その多くが,肥大化した自己顕示欲や過剰な自信が暴走した結果だったのではないかと思う.

 

親の車を短期間で2回擦った出来事が,多分一番大きなインパクトを僕に与えているように感じる.

運転技術には自信があったのだが,その中で起きた出来事である.

鼻っ柱をへし折られたと同時に,僕の心に深い棘が刺さることになった.

 

失敗から学べという言葉があるが,僕はそこから何かを学ぶことができたのだろうか.

僕は失敗というものを怖がり,遠ざけるため,逃げることだけを学んでしまったように思う.

 

僕の選択は,逃げの集合体だ.

社会に出ることから逃げて大学に編入した.

挑戦することを恐れ,自分にとって楽そうな研究室を選んだ.

就職から逃げるために,大学院に進学した.

そして未来から逃げるために,僕はニートになった.

 

いろいろなことから,僕は逃げ続けてきた.

そしてエンジニアリングからも,僕は逃げた.

逃げて,現実逃避を繰り返した.

 

過去の失敗の中で最も大きな失敗とは,逃げ続けてきたことにある.

僕は,逃げることによって失敗を積み重ねてきた.

 

逃げたいという気持ちから,逃れることはできない.

死から逃げることができないように,不安と恐怖もまた,僕を苛む死神の足音のひとつであるからだ.

 

しかして,これらの経歴は,僕が不安や恐怖を糧にして生きてきたことの証明でもある.

不安を解消するために,編入勉強だってしたし,院試の勉強も頑張ることができた.

僕の筆記試験の成績は相当に高かったと聞くし,相当に努力をしていたということだ.

 

そう,僕は逃げるためには他人以上に努力をすることができる人間なのだ.

ニート生活中も,就業と納税から逃げるための努力だけはしてきた.

休学をして学籍を保持するという選択もまた,その努力から導き出した答えである.

 

逃げるために努力ができるなら,僕はそれを認めるべきなのだ.

僕は,不安に打ち勝つ術を知っている.

そしてそれを実践し,成果としてきた経験がある.

 

僕は,不安を生む多くのものから,逃げることができる.

だから不安な未来からも,きっと逃げることができる.

そして,そのための努力をすることもまた,きっとできる.

 

僕の弱さを利用してやるのだ.

不安の中にしか生きられないのなら,不安を利用しない手はないはずだ.

不安な気持ちは,僕にとってのエネルギーなのだ.

 

人間とは不確かな生き物で,その社会もまた不確かなものである.

これは僕の言葉として,僕が理解し,納得した真実である.

ならば,不安の中に生きねばならないこともまた,自明なのだ.

 

不安はどこまで行っても不安でしかない.

それを現実逃避に使うか,前方への逃走に使うのかは,不安が決めることではない.

それは僕が不安と付き合い,選択することなのだ.

 

ならば,僕は前に向かって逃げようと思う.

僕はそうして生きてきたし,今でもそれができる人間なのだ.

 

自分で自分を洗脳してやるのだ.

そう,僕はできる!不安を糧に生きることができる!

お前ならやれる!逃げ切れる!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 

自分を褒める

さて,茶番で自分を元気づけたところで,今日の自分も褒めてやろうと思う.

今日はゲーム系の企業の説明会を受けてきた.

 

内容としてはザ・説明会といったところで,HPで公開されている情報と,その補足がメインだった.

それよりも面白かったのは,ゲームプランナーのお仕事についてナレッジ共有の形で紹介があったところだ.

 

今のゲーム業界では,勉強しない奴は5年で死ぬらしい.

逆に言えば,勉強し続けられるなら一生生き抜くことも可能であるようだ.

 

絶対的な定義でも定理でもないので,本当に5年で死ぬのかはわからないが.

まぁなんにせよ,勉強はし続ける必要があるのは確かな事実だ.

業界人がそう言う以上,僕も勉強し続けなければならないだろう.

 

この企業についても,選考を受けてみようと思う.

自分の経歴や人格には,不安しかない.

だが不安を糧にすると決めた以上は,このガラクタの武器で戦い抜こうと思う.

 

 

不安がもたらす未来から逃げるためには,当事者になるしかない.

僕は当事者になる覚悟を決めたのだ.

 

そうと決まれば,明日はエントリーの準備と勉強をしよう.

不安しかないが,不安があるのだから僕はやれるはずだ.