モデルナワクチン2回目の副反応が収まったので雑記
2回目の副反応やべー
8/31にモデルナ製ワクチンの2回目を接種してきた.
副反応で死ぬほどつらい思いをしたので,それを記す.
ちなみに体温の最高記録は39.8℃であった.
8/31
ちょうど正午あたりにワクチンの接種を終え,15分の経過観察の後に帰宅.
特に症状はなく,無事に家につくことができた.
帰宅後は夏バテで軽く昼寝をし,その後は夕飯を食って風呂入って,みたいな感じでいつもどおりに過ごしていた.
熱もとくに出ず,注射部の違和感がある程度であった.
23時頃に,少しずつ身体に違和感を覚えるようになってきた.
少し身体が熱っぽく,風邪の初期症状を感じさせるような状態である.
その後も起き続け,2時頃になると,違和感はより大きくなっていった.
いい加減に床につこうかなと思って3時頃にベッドに入ると,急激な寒気が襲ってきた.
身体がガタガタと震え,歯もガチガチと鳴らすような寒気である.
「あ,きたな」と瞬時に思った.
「これはヤバい」と思い,すぐさまベッドイン.
布団に入ると,体全身が熱を帯びていくのを感じた.
四肢が熱く,肺から熱風が吹いているように思えた.
しかし汗は一切かかなかった.
水分補給は相当にしていたのだが,とにかく身体は発熱することに全力になっているようだった.
9/1
身体の熱に負け,6時に起床した.
前日に昼寝したこともあって睡眠欲はなかったが,とにかく布団の中が熱くて熱くて逃げるように外に出た.
体温を測ると,38.8℃であった.
とにかく熱を下げなければと思い,用意していたゼリー飲料と解熱剤を飲んだ.
腹が空いていたので,ゼリー飲料は2本飲み干してしまった.
熱で身体は重かったが,普通に動いてくれるようだった.
トイレで排尿をしたとき,尿道が焼けるんじゃないかと思うくらい尿が熱かったのを覚えている.
この日は絶対安静にすると決めていたので,ベッドのそばに天然水とスポーツドリンクを置いて再度就寝した.
解熱剤が効いてきたのか,すぐに強い眠気に襲われた.
目を覚ますと,13時になっていた.
体温は37.6℃.
発熱中でも昼間は体温が下がるというらしいので,その通りとなった.
解熱剤の効果もあり,身体は普通に動いた.
寝ていただけだがひどくお腹が空いていたので,家族が握ってくれていたおにぎりを食った.
それでも飢えが満たされなかったので,ウィンナーを5本焼いて食い,さらにゼリー飲料を1本飲んだ.
飯を食ったら眠気に襲われたので,また寝た.
16時に起きると,体温は39.4℃まで上昇していた.
そして身体が急激に重くなった.
喉の乾きを感じたため水を飲もうとしたが,身体が起き上がらない.
5分かけて上体を起こし,やっとの思いで水分を補給した.
凄まじい片頭痛にも襲われた.
冷えピタが欲しくなり,たまたま家に居た兄に引っ張り出してもらった.
我ながら,副反応を舐めてかかっていたと思う.
取り出しやすいように冷えピタを準備しておくべきだったし,冷蔵庫で冷やしてもおくべきだった.
とにかく身体が水分を求めるので,水を飲みに飲みまくった.
この時点で,5Lの水を飲み干した.
その後は寝ていたが,ついに全身の痛みから無理やり覚醒させられた.
時計を見ると,18時になっていた.
体温を測ると,「39.8℃」と表示された.
息を吐くたびに,その熱さに喉が荒れていくのを感じた.
どれくらい熱いかというと,布団に押し付けていた下唇が吐息の熱でいつの間にか低温やけどをしていたほどである.
心肺の熱量は,おそらく39.8℃では済まされないほどにまで上がっていたのだと思う.
これがワクチン接種から30時間経過後の出来事である.
ここが副反応のピークであった.
とにかく身体が動かなかったが,水だけは無理やり飲んだ.
10分で2Lペットボトルを空にしたが,身体の熱は下がらなかった.
20時頃,両親が夕飯を買ってきてくれたので,それを食べて解熱剤を飲んだ.
その後は寝た.
22時頃,滝のように汗をかき,その不快感で目を覚ました.
体温は38.9℃と,少し下がっていた.
下着を替えて寝て,汗をかいては起きて.
それを繰り返した.
9/2
朝起きて体温を測ると,37.7℃まで下がっていた.
寝具は汗まみれになっていた.
身体も動くようになり,風呂にも入れるようになった.
昨日以上に飢餓状態になっていたので,夕飯のあまりや冷凍食品を引っ張り出して食った.
一応,解熱剤も飲んでおいた.
汗で濡れた寝具を扇風機で乾かしつつ,タオルケットやキャンプ用品の寝袋を掛け布団にして寝た.
こいつらも,同じように汗まみれになった.
昼になると,体温は37.3℃になった.
軽い片頭痛以外はもうほとんど症状が残っておらず,思考もだいぶ鮮明さを取り戻していた.
汗はずっと滝のように流れていた.
昨日よりも,衣服の交換は激しいペースで行われた.
汗をかくたびに「身体はもう体温を下げようとしてるんだな」という安堵を感じた.
なんせ昨日の夕方は,体温は上がるのに一切汗が出ないという状態だったからである.
その後も同じように,起きて水飲んで下着替えて寝てを繰り返した.
夜になる頃には,もうほとんど副反応の名残はなかった.
9/3
朝起きると,片頭痛もなく,発熱の終わりを感じた.
体温は36.9℃.
平熱よりも若干高いが,体調不良の域にはない状態である.
熱が下がったことにより,今度は注射部の痛みを感じた.
鑑を見ると,二の腕の筋肉が異常に張っているのがわかった.
俗に言うモデルナアームというやつである.
皮膚の一部がピンク色に発熱しており,触るとそこだけ熱いのが確認できた.
言うほど強い痛みではなく,その気になればラジオ体操ができる程度の痛みであった.
動かさないほうが良いと聞いたので,一応安静にしておいた.
身体も思考も働くようになったので,転居の準備を進めていた.
昼頃に体温を測ると37.1℃と表示された.
もしやと思い注射部と逆側の腋で測った結果,36.6℃だった.
モデルナアーム側だけが発熱しているようである.
現在の体温は平熱まで戻った.
高熱の痛みも残っておらず,腕の痛みを除き副反応はほとんど治まったと言える.
感想とか反省点とか
40℃近い発熱は,とにかくつらかった.
体全身の痛みに加えて激しい頭痛が襲いかかってくるため,痛みで涙が止まらなかった.
冷えピタが無ければ,頭痛に耐えることは出来なかったと思う.
解熱剤は,ほとんど必須と言える状態だった.
なかったら,多分自力で水を飲むことが出来ないほどにやられていたと思う.
治った後は喉が荒れた.
それもそのはずで,低温やけどをするレベルの熱風が気道を通り続けていたのである.
軽いせきが出たので,喉がやられないように今日は市販の風邪薬を飲んでおいた.
副反応に対する準備において,反省点がいくつかある.
1つ目は,冷えピタの準備をしてなかったことだ.
今回は偶然にも1枚だけあまりがあったので事なきを得たが,なかったら頭痛で泣き叫んでいたと思う.
さらには偶然にも兄が家に居てくれなかったら,冷えピタの追加分を買ってきてもらうこともできなかった.
冷えピタは,必ず用意しておくべきだと思った.
2つ目は,水分の用意が甘かったことだ.
9/1は1日で9Lもの水分を摂取したが,そのうち自分で用意しておいたのは7L分だった.
これは見通しが甘かったと言わざるを得ない.
兄が経口補水液を買ってきてくれたので助かったが,兄が居なかったら干からびていたと思う.
そんなこんなで,家族に助けられた副反応ライフであった.
家族の中だと僕が一番乗りなので,レビューの意味もあって色々と優しくしてくれていたらしい.
まぁそんなことをいっても,結局みんな優しいので善意から助けてくれたのだろうけど.
逆の立場なら,僕もそうしていたはずだ.
転居後は,兄が入居先で打つことになる.
今度は,僕が看病をする番だ.
今回の知見を活かせば,もっと楽に副反応対策ができるはずである.
副反応対策を簡単にまとめた
- 発熱で喉が渇くのでとにかく水を沢山用意する
- 頭痛で死ぬので必ず冷えピタを用意する
- ないと死ぬので解熱剤は絶対に買っておく
- 解熱剤をすぐにのむためにゼリー飲料もたくさん買っておく
- 腹が減るので食い物をたくさん用意しておく
- ↑これらの予備を冷蔵庫だけでなく寝床の近くにも置いておく
一人で耐える場合は,最低限これらは必要だと思う.
後は替えの下着と,タオルも用意しておくと良いと感じた.
症状は発熱だけなので,それさえ乗り切れれば良い.
解熱後は荒れた喉から風邪を引かないように,常備薬もあると良いかも知れない.
だがなにより重要なのは,頼れる看病役を持っておくことだ.
あれだけ発熱して頭痛に襲われていると,視覚的な娯楽や思考的な娯楽は役に立たない.
人の声がして,話しかけると返事がくるのは,とても心強い.
安心感があったから,発熱の中でも眠ることができたのだと思う.
家族がいるので解熱剤は多めに買ったが,一人暮らしの人は速攻タイプのやつを買ったほうが良いかもしれない.
意外と効き始めるまで時間がかかる感じだった.
インスタント食品は,発熱の程度によっては無力かもしれない.
少なくとも僕は,発熱のピークに冷凍食品とかカップラーメンを調理する余裕はなかった.
惨めにも家族が飯を持ってくるのを待つ身分であった.
最悪飯が食えなくても良いようにゼリー飲料と解熱剤はベッドのそばに1セット置いておくべきだ.
なかったら,熱が下がるまでずっと痛みに耐え続けることになる可能性がある.
そんな感じだった.
大変だったけど,それも注射後12時間~36時間の間だけだったような気もする.
注射翌日がずっとつらいのだと考えればわかりやすい.
まぁこれは僕の場合なので,人によってはもっと楽かもしれないし,もっと大変かもしれない.
とはいえ準備はしておくに越したことはない.
モデルナワクチンの副反応レビューは探せばたくさん転がっていると思うが,たぶんだいたい真実だ.
20代はマジで重いというのは,僕自身の身体で確かめることができた.
というわけで20代でこれから接種するよって人は,しっかりと準備しておいた方が良いと僕も言っておくことにする.
いやマジで.
そんな感じで,モデルナワクチンの副反応の雑記を終わろうと思う.