イドのなんらか

TRPGしたりキャンプしたりするITエンジニアの人間が書く雑記

「幸せになる勇気」という本を読んだ

本を読んだ

一昨日あたりに本を読んだ.

「幸せになる勇気」という本である.

f:id:id-no-nannraka:20210616162051j:plain

幸せになる勇気

この本は「嫌われる勇気」の続編である.

以前に読んで感想を書いたやつである.

id-no-nannraka.hatenablog.com

id-no-nannraka.hatenablog.com

 

簡潔にまとめると,アドラー心理学とはなんぞやという本である.

主観の世界を追求し,他者との関わり合いの中でどう幸せになるのかという,そういう内容である.

 

今日はその続編である「幸せになる勇気」の感想を書いていこうと思った.

……のだが,あまり感想が出てこなかった.

 

それもそのはずで,アドラー心理学に対する大体の感想は全部吐き出してしまったので,もう綴る言葉が残されていないのである.

本の内容としても「嫌われる勇気」の補足説明が多く,後は登場人物である「青年」のその後のエピソードが主軸にあるので,イマイチ自己投影ができなかった.

 

「利己心の追求」や「愛する技術」について思うところもあったものの,感想を言葉にできるかと言われるとなんとも言い難い.

おそらく感想を綴るための本ではなく,「嫌われる勇気」の答え合わせ的な側面がある本なのだと思う.

つまりはひぐらしで言う「解」に当たる内容だ.

 

物語としては十分に堪能したのだが……なんというか感想の言葉が思い浮かばない.

面白かったといえばそれまでの,そういう小説の類の本なのだろう.

少なくとも僕にとってはそうだった.

 

アドラー心理学についての理解は深まったと思う.

「具体的にどうこう」という話だったので,書き記すときりがない.

なのでこのブログに書くべきこともあまりない.

 

強いて感想をひねり出すとするなら,「愛」についてのトピックが興味深かった.

「尊敬せよ.尊敬するために,信頼せよ.そして信頼するために,人を愛せ」というのが,この本の大体の内容だ.

 

恋愛の物語は,多くの場合結ばれるまでの過程が描かれる.

しかしアドラー心理学が注目するのは,その後に続く日常の部分だ.

 

二人だけの関係を維持するためには,互いを尊敬し,信頼し合うことが必要である.

すなわち「愛」がなければならない.

愛とは落ちるものではなく,築き上げるものである.

そうした哲学が,アドラー心理学にはあるのだという.

なるほど,これなら大分理解できるかもしれない.

 

キングゲイナー」というアニメがある.

一途な少年であるゲイナーが,意中の相手であるサラと結ばれる過程を描いた作品だ.

 

面白いのは,結局アニメが終わった後の世界では,ゲイナーとサラは別れることになるという話が出てきた点だ.

どこから出てきた話かは良く知らないが,なるほどなと思った.

なんというか別れそうなカップルだなと勝手に思っていたので,そういうところに「愛」があるかどうかを論じるのが,アドラー心理学なのだろう.

「嫌われる勇気」で「普通であることを愛せ」と何度も語られてきたが,ようやく合点がいったというものである.

ゲイナーとサラは「特別であること」を愛していたのだろう.

 

「普通であること」と「特別であること」どちらが優れているのかは,僕にはわからない.

僕は異常である自分の感性に気が付き,普通に成りたいと望んでいたことがあった.

けど僕以外の誰かもまた,僕と同じように歪みや軋みを抱えて生きていることに気がついてから,僕も案外普通の人間なのだなと思えるようになった.

 

特別に成りたいという欲は,あまりない.

周囲から浮いていたタイプの人間だったからまだ僕は立ち位置として特殊な場所にいるのだと,そういう実感があるからかもしれない.

きっとそれも珍しいことではなく,広い目で見れば「普通」な出来事なのだろう.

 

その上で僕という一つしかない命を愛して生きたいなと,そう思えるようになった.

そんな本であった.

 

就活してきた

今日は就活した.

最近就活とご無沙汰だった(僕の不徳もあるが)ので,久し振りの就活である.

 

IT企業のカジュアル面談を受けてきた.

BtoBの自社開発系の企業である.

なかなかおもしろそうなので,選考を受けてみようと思う.

 

面談を受けるたび,つくづく社会というものはコミュニケーションで回っているのだなと思い知らされる.

アドラーが提唱していた「全ての悩みと幸福は人間関係から生まれる」という論も,あながち間違いではないようだ.

 

自立した大人になるためにも,周囲に関心を寄せて社会に馴染める存在に成りたいと,ここ最近は強くそう感じている.

1年前や2年前の僕なら,そんな思考をアホくさいと吐き捨てていたのだろうか.

そう思えるなら,きっと今の僕は成長してきているのだろう.

 

さて,今日はそんな一日であった.

明日は友人と会いに行くイベントがある.

朝が早いので,今日も早めに寝れるようにしたい.

 

いや,嘘を吐いた.

昨日は早めに寝れなかった.

24時に床についたが,眠りについたのは2時過ぎであった.

暑さと下痢でとても寝苦しかった.

なので今日は寝不足である.

 

明日は外出するので,体調が悪いと非常によろしくない.

いい加減にコンディションを整えたいので,今日はガチで寝なければならない.

ここ最近早く寝る早く寝るばっか言ってて全然早く寝れていないので,いい加減に早く寝たいのだ.

風邪薬も飲みつつ,無理矢理にでも身体を休ませてやろうと思う.

 

よし.

今日も就活よく頑張ったぞ俺!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお